「中国は米国とは違い、どこまでもやろうとはしていません。SARS-CoV2は、生物兵器で遅れを取った中国が、SARSr-CoVをベースにして、感染性や致死性が極めて高いバイオ兵器を作ろうとしたが、猿を使った感染実験では肺炎にならず、失敗作に終わってしまったものだと推定しています。」

「それで、感染した猿の処理がきちんとなされなかったために、感染が広がったということですか」と町会長。

「残念ながら、真実を確認する方法がありませんが、そうとしか考えられません。米国も中国の感染初期には、そう考えていると思われるコメントを出していました。」

「それでは、なぜ、マーク・ミリー米統合参謀本部議長は、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとの説に反する見方を示したのですか」と町会長。

「中国が奇手を放ったからです。」

「『中国が奇手を放った』と言いますと?」と町会長。

「3月14日のCNNの記事に『中国外務省の趙立堅報道官は14日までに、新型コロナウイルスの問題に触れ、発生源は思い込まれているような湖北省武漢市ではなく米軍が持ち込んだ可能性があるとする見解をツイッターに投稿した』という記事があります。」

「そんな記事を信じる人はいないですよね。なぜ、『米軍が持ち込んだ可能性があるとする見解をツイッターに投稿した』のが奇手になるのですか」と町会長。

「バイオテロは米国で実際に起こっているのですから、BSL-4施設のある国はどこもバイオテロに備えて、SARS-CoVの研究をしていたはずです。だから、中国も研究していたと考えるのが常識的な考え方です。実際、研究に必要なSARSr-CoVに感染したコウモリは、中国の洞窟にいるのですから。」

「確かに、そうですが、なぜ趙立堅報道官は米軍が持ち込んだ可能性があるとする見解をツイッターに投稿したのですか」と町会長。

「バイオテロの研究チームには米国籍を持たない人は一切参加できないということからも分かるように、バイオテロの研究というのはバイオ兵器の開発そのものなのです。そのため、研究が外部に一切に漏れないように、どの国も秘密裏に行っています。」

「中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したのではないというコメントを出した米国やドイツも秘密裏に研究しているのですね」と町会長。

「そう推定しています。」

「それでは、なぜ中国は研究していないと思ったのでしょうか」と町会長。

「研究していると思っているのは状況証拠から間違いないと思います。先進国は、第二次世界大戦後バイオ兵器の開発競争をしてきているのですから、中国がバイオ兵器の研究をしていないなどと思うはずがありません。」

「BSL-4施設のある国は、どの国も秘密裏に研究して来ているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。バイオ兵器は、核兵器と違い、炭疽菌のように民間人が使う可能性があるため、バイオ兵器の研究は不可避です。」

「しかい、アメリカ人は、米国がバイオ兵器の研究をしているとは思っていないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。日本人も日本がバイオ兵器の研究をしていると思っていないのと同じです。」

「それでは、趙立堅報道官が米軍が持ち込んだ可能性があるとする見解をツイッターに投稿したのに対し、『米国でも研究しているし、中国でも研究しているはずだ。実験に使った猿の処分をきちっとしなかったのが感染が広がってしまった原因だろう』というロジックが使えないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。米国国内向けにも言えませんが、中国に言えば、『やっぱり、米軍が持ち込んだのではないか』と言われてしまいます。」

「なるほど。趙立堅報道官は奇手を放ったのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。結局、『(米軍は非人道的なバイオ兵器の研究などしていないから)中国もそんなことはしていないはずだ』と言わざるを得なかったのだと思います。」

「なるほど。マーク・ミリー米統合参謀本部議長は、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとの説に反する見方を示すことで、米軍は非人道的なバイオ兵器の研究などしていないということをほのめかしているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。CDCがバイオテロの研究をしているのは知られているのだ、『CDCはバイオテロの研究をしているが米軍はバイオ兵器の開発研究をしていない』ということを暗に言っているのです。」

「なるほど。ドイツも国防省が同じようなことを言っていました。」

2020/7/13

<ムクドリ54>
メモリースティックを差し込んだ小型ラジオから鷲の声が流れるようになると、頻繁に大きな鳥が上空を飛び回るようになった。5月の連休後のある日、玄関から出ようとしたら、母屋の軒の東端から電柱に向かう電線に鳥が止まっていた。軒から1メートルほどのところだった。玄関から4,5メートルほどのところに止まっているのだが、羽のうろこ模様が見えた。僕が肉眼で確認できるのだから雀よりは大きな鳥だ。

ウェブでうろこ模様のムクドリを見たことがあったので、『ムクドリかな』と思った。その鳥は、僕がじっと見ているのに逃げようとしなかった。上空を見ると、かなり低い位置を大きな鳥が飛び回っていた。『鷲かも知れない』と思ったが、確認することはできなかった。カラスではない。鷲か鷹だ。いつまで経っても、その鳥が逃げないのは、大きな鳥が低空を飛び回っているからだ。

僕より目がいい息子を呼んできて見てもらった。『ムクドリじゃない?』と聞いたら、PCで即座に調べて、『ムクドリじゃないよ。首が違う』と言った。僕は、『首が違うのか。そこまでは気が付かなかった』と思った。息子は『キジバトだ』と言った。PCで調べてみると、確かに息子の言う通りだった。ムクドリは首がずんぐりむっくりだが、キジバトは長くてスラッとしている。

2,3日後に、ハクセキレイが同じ場所に止まっていた。やはり、大きな鳥が低空を飛び回っていた。キジバトに比べると、ハクセキレイの方がリラックスしていた。猛禽類に対してもハクセキレイは警戒心が薄いのだ。<続く>

2023/6/26